社内でエンジニア読書会をやってみた!

社内でエンジニア読書会をやってみた!

はじめに

初めての人は初めまして!
前回の記事(第2回 Game Gatling LTに登壇してきました!)を見てくれてる人は、お久しぶりです!

大阪スタジオ インフラチームの菅野明洋です。
業務では、主に大阪スタジオのサービスインフラを担当させていただいております。

今回は、読書会を開いてみましたので、その話をまとめました。

読書会について

読書会は、集団で読書や読書に関するコミュニケーションを図るイベントです。
弊社では興味がある話題や本ごとに幾つかの読書会が開かれております。

開催してみた読書会について

今回は、SQLアンチパターンと言う本を題材にしております。
この本の読書会をするキッカケとしては、弊社の若手のエンジニアが最近読み始めたと言うことで話題に上がったことと、他のエンジニアと意見交換出来たら面白いと言う事で開いてみました。

読書会のルールについて

基本的に参加自由

  • 参加者は8〜12人程

開催時間

  •  定時後の45〜60分
    • 子育てで忙しい人も参加しやすくするために短めに設定
    • 経験上、1ページ2分換算で調整
  • 時間内(15〜20分程度)に章の全てを読みきれない場合は2日に分ける
    • 2日に分ける場合の例
      • 1日目にアンチパターンの問題点を黙読し他班に説明
      • 2日目にアンチパターンの解決策を黙読し他班に説明

用意したもの(書籍以外)

  • 付箋、筆記用具
    • 質問や意見を記入
  • ホワイトボード
    • 書籍の内容の説明や上記の付箋を並べるのに使用
  • キッチンタイマー(スマホアプリ)
    • 時間調整に使用

やり方

読書会の流れ

事前にやること

  • 読書会の日時、場所を決める

ステップ1(班分け)

  • 参加者を2班に分ける
    • 現在の決め方は座った席を順で分ける

ステップ2(読書フェーズ:アンチパターンの確認)

  • 各自担当箇所の章を黙読
    • 最近は読む際に付箋を配り、気になった点や質問したい内容を記入
    • ページ数に応じて変更しますが、大体15〜20分を目安にしています

ステップ3(説明フェーズ)

  • 読んだ箇所を別の班に説明
    • 説明する際は、図説する際はホワイトボードも使用
    • 章ごとに10分程度(計20分)の説明する

ステップ4(質問・討論フェーズ)

  • 全体を通して質問、討論を行う
    • 気になる点、分からない点を確認し解消する
    • 討論時にはアンチパターンに対してどのようにアプローチすべきなのか、他に方法が無いのかなど参加者の想いや考えなどのやり取り
    • 過去の話とかで盛り上がることもあります

読書会の様子

弊社の藤野がSQLアンチパターンの5章EAVについて説明している様子
読書会中に書き留めた付箋を集めてホワイトボードに貼っている様子(5,6章)
読書会中に書き留めた付箋を集めてホワイトボードに貼っている様子(3,4章)

ものすごく盛り上がっている時はホワイトボードにびっしり文字や図説が書かれていることもあったのですが、写真を取っていなかったため、現在記事を書きながら後悔しております。

読書会での試みと効果(参加者のフィードバック)

課題1:短時間で効果的に理解を深めたい

  • 対応策
    • 黙読後、読んでいない人に説明する
  • 効果
    • 説明する際に一度情報を整理するため、理解を深めやすくなった

課題2:質疑応答の敷居を下げる。意見を拾い上げやすくする

  • 対応策
    • 付箋を配布し、記入してもらう
  • 効果
    • 気軽に質問しやすくなった
    • 付箋を並べることで、他の参加者の質問(悩み)が見えやすくなる
    • 類似する意見があることで、他の参加者も同じ疑問を思っている等の安心感を覚える
    • 最初から質問・意見の数がわかるため進行の調整が楽になった

最後に

読書会を通して他のエンジニアと意見が交換できたので、とても参考になりました。
技術的な話のみだけではなく読書会の運用方法なども含め様々な意見を頂き、とても勉強になりました。今回の読書会では、まだ未完成な部分もあり進行が安定していないため、ブラッシュアップをしていかなくてはいけないと考えております。
毎回試行錯誤の繰り返している状態ではありますが、今後もこのようなイベントを続けて、より完成度を高めていきたいです。