新人研修の一環で社内ツールを制作しました
- 2017.09.20
- 取り組み
はじめまして!17年度新卒エンジニアの島です。
今回は私が参加した「新人研修プロジェクト」について紹介したいと思います。
内容は、「新人だけでプロジェクトを立ち上げ、社内ツールを制作する」というものです。
その制作過程や成果物、研修の振り返りまでをまとめました。
h2. 研修の概要
研修の概要は以下の通りです。
* 研修は短期間(勤務時間の一部を利用して2か月程度)かつ小規模人数で新卒だけのチームを組み、ツール制作を行う。
* 東京本社、大阪スタジオの2チームが同じテーマで開発する。
* 最終的に社長に向けて成果物のプレゼンテーションを行う。
* 2チームでコンペを行い、選ばれた成果物は実際に社内で実用される可能性がある。
新卒だけで短期間でチーム開発を行いプレゼンをすることは貴重な経験だと思います。
私たちのチームはエンジニア2名、デザイナー1名、プランナー1名の構成でした。
制作する社内ツールとは、「タレント検索ツール」です。
弊社では規模拡大に伴って社員の顔と名前が一致しないことが増えて参りました。
この問題を解決するという目的のもと、2ヶ月ほど業務の合間に開発を行いました。
h2. 研修中について
私たちはRuby on railsを中心に開発しました。
制作物の全体像を決めるまではチーム全員で会議を重ねました。
実際に制作する段階に入ってからは
* エンジニア:コーディング
* デザイナー:UI、ロゴデザイン
* プランナー:コンテンツ内容の企画、報告の資料作成と発表
のように、作業を分担して行いました。
また、研修中はプロダクトオーナーや技術監修をしてくださる先輩方のサポートがありました。
開発環境やデプロイ環境のことはもちろん、基本的な開発の相談を気軽に出来たので良かったです!
私たちのチームでは週に1度、監督やサポートの先輩方を交えて報告会を行っていました。
報告会では、進捗報告を中心に問題点の洗い出し、要件確認等を行いました。
この場は開発している私たちにとっても非常に重要で、特に作業スケジュールを全体で共有すること、そして次の週までに消化するタスクを見積もることに繋がりました。
h2. 私がやったこと
実際に私がこの研修で行った作業について紹介します。
私はエンジニアとしてユーザー認証やトップページ全体、プロフィール周りを作成しました。
デザイナーさんの成果物をページに組み込んだり、ページレイアウトの調整も行いました。
フロントエンドの開発は特に経験はありませんでしたが、いい経験になったと思っています。
また今回の研修では、単純にタレント(社員)を検索できるツールとしてではなく、コミュニケーションが活性する要素を含めることも目標としていました。
そこで、タレントにタグを登録できる仕組みを導入し、そのタグによって検索するようにしました。
たとえば「エンジニア ゲーム」でゲームが好きなエンジニアを検索することが出来ます。
他にも何気ない瞬間に社員の顔が目に入るようトップページに表示される社員を日替わりで切り替えたり、プロフィールを覚えやすいよう自己紹介のひとことを社員それぞれが設定できるようにしたりと、コミュニケーションにつながるよう工夫しました。
h2. 成果物の紹介
実際に制作したツールを簡単に画像で紹介したいと思います。
ツールの名前はMikkeにしました。オシャレなロゴがお気に入りです!
h2. 研修の振り返り
振り返りはKPTで行いました。
KPTはそれぞれの感じていることや何が良くて何が悪かったのかを可視化することが出来るので振り返りには非常に有効です。
私たちのチームでは、
h3. Keep
* 完成させることができた。
* スキルやタスク管理、コミュニケーション能力が向上した。
h3. Problem
* タスクの偏りが生じた。
* 情報共有が甘いときがあった。
h3. Try
これらのProblemを解決するためのTryとして
* タスクの全体図を可視化する。
* タスクの優先度を明確にする。
* 口頭でのコミュニケーションをログとして残す。
* 会議の議事録を残す。
以上のような振り返りが出来ました。
h2. 最後に
新人が実際に小さなプロジェクトを経験し、その経験を実務に活かして欲しいという研修の狙いを強く感じました。
個人的な感想ですが、ただ作るだけでなく実際にプレゼンを行い、レビューをいただけたのは非常にありがたい経験でした。
また、工夫した点を評価されることは素直に嬉しいのだと再認識できました。
今後はこの経験を実務に活かして幅広く活躍していきたいと思います。
以上、弊社における新人研修の紹介とその感想でした。
-
前の記事
RubyKaigi 2017 に Gold Sponsor として協賛します&広島のおみやげの話 2017.09.06
-
次の記事
ログの収集基盤をサーバレス化した話 2017.10.04