第一事業部(TWILO)配属プロジェクトのデザイナー研修
はじめに
はじめまして、第一事業部新卒デザイナーの田中と秦(チン)と申します!今回はチーム内で行った、配属プロジェクトのデザイナー研修についてお伝えします。
第一事業部(TWILO)配属プロジェクトのデザイナー研修
スケジュール
新卒デザイナーの研修は、「事業部の研修」→ 「配属プロジェクトのデザイナー研修」の二段階で行われます。
・・ところで、表を見ていただけると分かるように、新卒デザイナーは担当セクションだけでなく、他セクションの内容も経験する形になっていますよね?
このようになっている意図について説明します!
研修の目的
各セクションを経験する形になっている今回の研修の目的は、
- これから関わる方々とのコミュニケーション
- セクションごとの基本的な用語・手法の学習
- 制作の流れを経験する
- 制約の中で面白いものを表現する
- 各セクションの苦労点や面白い点を感じ取る
のように多岐に渡っていますが、
その中でも特に重要なのが、お互いへのリスペクトを育てることです!
ゲーム開発はチームプレイで、個人の技術だけでなく一人一人が広い視野と互いへの尊敬を持つことが求められるため、お互いの作業を体感する内容になっています。
研修課題
今回の研修課題は・・・
「架空のゲームのガチャリザルト画面を作る!」ことです✨
今回は1ヶ月半で全ての工程を進めましたが、実際の業務ではもっと時間をかけて作ります。
セクションごとの先輩方にサポートしていただきながら制作することができました。
さっそく制作過程を紹介します!
コンセプトイメージ(キャラクターデザイン+三面図)【約2日間】
登場するキャラクターについては、以下のような課題が与えられていました。
この設定を元に、まずはキャラクターデザインを描き起こしました。
田中 秦(チン)
デザインだけでなく、キャラが動く所を想像できるようなメモも描かれていて面白いです✨
このキャラクターデザインラフを元に、ガチャリザルト画面のイメージラフと三面図を描き起こしました。
▼ガチャリザルト画面イメージラフ
田中 秦(チン)
▼三面図
田中
秦(チン)
UIデザイン【3日間】
次は、ガチャのリザルト画面に必要なUIデザインの作業に入ります。
UIはユーザー・インターフェース(User Interface)の略称です。
ゲームにおけるUIは、プレイヤーがゲームを操作するため、触れるための重要なツールとなります!
▼UIデザイン
田中 秦(チン)
プレイヤー視点でガチャリザルトでは、どのような要素が必要なのかを考えて作成しました。
3D・キャラクターモデル【4日間】
今回の研修では、なんと!
お互いデザインしたキャラクターを交換して、3Dモデルを制作しました!
「コンセプトデザインは他者に対して書くもの」ということを理解するためです。
相手のキャラクターデザインを再現するために、お互いにコミュニケーションを取りながらの制作でした。
Aimingで3Dモデリングの際に使用されているMAYAを、今回の研修でも使用しています。
MAYAの制作経験がないため不安でしたが、ソフトの基本的な操作からモデリングの制作手順まで、しっかり学ぶことが出来ました✨
完成品がこちらです。
▼キャラクターモデリング
田中 秦(チン)
キャラクターモーション【5日間】
制作した3Dモデルに、動き(モーション)を付けていきます。(リグやウェイトは先輩方に用意していただきました。)
まず、演出の2Dラフアニメーションを作成しました。
(ちなみにこれは研修内容に含まれていたものではなく、新卒デザイナー2人が勝手に制作したものです。)
実際の業務では絵コンテと3Dモデルでのビデオコンテを作成し進めることが多いそうです。✨
田中 秦(チン)
この演出イメージを元に、MAYAで3Dモデルに動きを付けていきました。
▼モーション
田中 秦(チン)
背景3Dモデル【3日間】
3D背景のテーマは「図書館」です。
今回は時間が限られているため、本や本棚など、複製のしやすいモデルを上手く配置して組み立てることで、効率UPを図りました。
▼背景モデリング
田中 秦(チン)
▼テクスチャを貼って完成!
田中 秦(チン)
Unity・UIアニメーション【3日間】
まず、前過程で制作したUIをUnityに組み込みます。
そして次に、Unityアニメーションカーブでキーを打ち調整することで、UIにアニメーションをつけていきました。
▼UIアニメーション
田中 秦(チン)
エフェクト【4日間】
研修最後の内容はエフェクトの作成です。
エフェクトはゲームを盛り上げるために必要不可欠な「演出」の部分です✨
今までの制作物をUnityに組み込み、演出ラフアニメーションを元にエフェクトを作成しました!
▼エフェクト
田中 秦(チン)
今回は背景のライティングに、ライトではなくエフェクトを使用することで空気感やキャラを引き立てる演出をしています✨
最終成果物
田中
秦(チン)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は24年新卒の第一事業部チーム内デザイナー研修の制作内容をお届けしました!
各セクションを経験することでゲーム開発における視野が広がる、とても充実した研修でした。
また、今回の課題を制作するにあたって、各セクションの先輩方には分からない事の解決策や、制作上のテクニックなどを丁寧に教えて下さいました。
こうした経験を通じて、研修の目的にも掲げられていた「お互いへのリスペクトを育てる」ことに関しても、実感を得ることが出来ました✨
Aimingではこのような、ゲーム開発をする上で重要になる”芯”を作るような研修を始めに行うようにしています。これから先、より深く学んでいくにはリスペクトがあると無いのとでは、習得スピードが違うためです。
研修の内容またはその他のことについての質問は、こちらのフォームよりご連絡下さい!
-
前の記事
リリステ_アート開発話・3Dモデル 2024.09.30
-
次の記事
Gemini勉強会に参加しました! ~AIってすごい!人事の仕事にも役立つ?~ 2024.10.29