ゲーム「ゲシュタルト・オーディン」におけるLive2Dの活用

ゲーム「ゲシュタルト・オーディン」におけるLive2Dの活用

こんにちは、デザイナーのナナメ(@7name_)です。
GESTALT ODIN(ゲシュタルト・オーディン)」(以下ゲシュオデ)のチームで主にLive2Dの制作と監修を担当しています。

今回はゲーム「ゲシュオデ」におけるLive2Dの活用について紹介させていただきます。

Live2Dの活用

ゲシュオデでは主にシナリオパートでLive2Dを活用しています。
原画の魅力をそのままに展開出来るのがLive2Dの魅力で、オリジナルキャラクターをはじめ、様々なクロスオーバーキャラクターたちがLive2Dで感情豊かに動く様子は見応えがあります。

ゲシュオデのLive2D

本作はキャラクターの総数が多く、今後も継続的に増えていくため、なるべく汎用性が高くなるように制作を行っています。

具体的には表情や体のモーションを分け、様々な表情と組み合わせることにより、多種多様なバリエーションの表現を実現しています。

同じ「祈る」モーションでも、表情で伝わるニュアンスが異なると思います。

実装にあたって

エンジニアさんと密にコミュニケーションを取りつつLive2Dの仕様を固めていきました。


テクスチャは動作を安定させるために1,024×1,024pixelに収まるよう敷き詰めています。

また、UnityでLive2Dモデルの調整をする際に挿すコンポーネントやアニメーションの設定は、毎回人の手でやるとミスが発生するため、エンジニアさんに自動化して頂くなど効率化を図っています。

それにより、無用な雑務の時間を減らしてクオリティアップに繋げることが出来ます。

Live2Dのこだわり


左図/右手を前に出すと同時に胸を張るため、左肩を少し引かせる動作を入れています

シナリオパートではLive2Dキャラクターが一番の引きになるため、ダイナミックな動きになるよう、立体を意識し前後の動きをしっかりと表現するようにこだわっています。


左図/左腕を伸ばす動作が平面的にならないよう自然なパーツ遷移をさせています

また、クオリティを維持するのはもちろん、原作イラストから印象が変わらないように差分パーツを制作するのも気を付けています。

特に、ゲームの中で重要な「ジョブ」を司るキャラクター達は装備を着用した状態でも登場するため、原画はもちろん、3Dのデザインと印象を損ねないように3D担当のスタッフともコミュニケーションを取りながら制作を進めています。

モデリングに関しては、「手」は感情や動きを表現するのに非常に重要なパーツなため、なるべく細かくパラメータを作成し、繊細な表現が出来るようこだわっています。

最後に

Aimingでは席がチーム単位で分かれているため、エンジニアさんや他のデザイナーさんとの距離が近く、コミュニケーションを取りやすい環境になっていると感じます。

また、ゲシュオデの特徴として、様々なクロスオーバー作品や沢山のイラストレーターさんが描き起こしたイラストを元にLive2Dを制作するため、常に色々な絵柄のイラストに触れられるのが、いつも新鮮な気持ちで楽しく取り組めています!

他にも様々なこだわりが詰まっているゲシュオデのLive2D。ぜひご覧ください!

それではまた!

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