新人研修の一環として実施したコーディング研修のスライドを公開しました
こんにちは。
Aiming エンジニアの珍田です。
Aiming Twilo スタジオ(第一事業部)では、2024 年の新入社員研修を実施中です。
現在は、1ヶ月間の基礎研修を終えて、新入社員メンバーでのゲーム開発に取り組んでいます。
例年実施している本研修では、ビジネスマナー、文章の書き方等といった基礎的な研修から、Maya を使ったモデリング研修、データ分析研修、全職種が使用することになる Git/GitHub の研修といった専門的な内容に関するものなど、様々な研修を行ってきました。
私は「コーディング研修」として、エンジニアの仕事内容に焦点を当てた研修を担当しました。
ここでは、この研修で使用したスライドの紹介をします。
スライド
実施内容について
開発エンジニアとして身に着けてほしい内容をソフトウェア工学の知識、アジャイル的手法、チーム開発といった観点から説明しています。
各セッションの終わりには、Ruby を用いた実習課題に挑戦してもらいました。
※ Ruby を選択している理由は、エンジニア以外も参加する研修であり、導入や実行が簡単、比較的コードを読むのが容易、コンパイルの必要がない、インデントや括弧、空白による文法エラーが少ないという点を鑑みて選定しています。
ソフトウェア工学のトピックス
当社はオンラインゲームを手掛けており、リリース後の運用フェーズが不可欠です。追加開発も必要です。
追加開発の容易さや、リグレッションに気がつけるようなしくみといったものが必要となります。
それらのために、設計手法やパターン、テスト手法などといった武器があることを知ります。
アジャイル的手法のトピックス
ソフトウェア開発において工数見積もりやスケジューリングはエンジニアにとっても悩みの種の一つです。
開発サイクルとしてテスト手法などの開発手法を組み込みつつ、振り返りやカンバンなどを取り入れたシステム化された開発を意識します。
チーム開発のトピックス
昨今のゲーム開発はチームなしに進みません。
チームメンバー間での共通認識がなければ、上述した要素も意味をなしません。チームの一体感を高め、互いに助け合う環境を目指します。
研修を実施してみて
座学パートでは、速いペースで進めていったのですが、質問をしてもらったり理解を深めようという姿勢が見受けられました。
紹介した多くの書籍に対しても興味を持ってもらえたようで、ぜひ時間をかけて少しずつ読み進めてもらいたいと思います。
実習では、慣れない Ruby を使ってのコーディングに苦労している様子が見受けられました。
当社は Unity を使用することが多く、例年 C# 経験者が多くなります。毎年、Ruby を使用することの難しさを感じているようですが、リファレンスを参照したり、互いに教え合いながら取り組むことで、問題解決のやり方の実感を持ってもらえていると嬉しいです。
実習の最後に行ったモブプログラミングでは、意見のすり合わせに苦労したり、目指すゴールの共有ができていなかったりする場面があったりと、チーム開発の難しさを感じながらも、議論を通じてゴールに向かって進められていたようです。
今後もどんどん経験を積んでチーム開発の経験を積んでほしいと思います。
なぜこの研修を行っているのか
スライドを見ていただけるとわかると思うのですが、開発エンジニアに知っておいてもらいたい内容を表面的に提示したスライドと実習課題をセットにした内容となっています。
座学で説明を受けただけで理解して、使えるようにはなりません。
理解したつもりになることはできますが、いざやってみると何も理解していなかった、というのは経験したことのあることではないでしょうか。
かといって、限られた実習時間では、すぐに身になるものでもありません。
まずは、会社の置かれた状況や技術や手法を採用している理由を理解してもらい、実務で実感を持って徐々に深い知識を身につけていってもらいたいと思っています。
いつか、そういえばあんなこと言っていたな、と思い出してもらえる日が来ることを楽しみにしています。
このスライドが、どなたかの参考になれば幸いです。
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